ダイドーグループホールディングス株式会社

環境

容器での環境負荷低減への取り組み

容器回収強化の取り組み

海洋プラスチック問題および資源の有効活用への取り組みの一環として、飲料自販機への商品補充の際、自販機の空き容器リサイクルボックスから空き容器を速やかに回収できる体制整備を進めています。

消費者の方が気持ちよくご利用できる周辺美化環境を維持し、海への流出に繋がりかねないPETボトル等の散乱防止とリサイクル率の向上に努めています。

空き容器を速やかに回収できる体制整備
2022年度自主回収率※92.0%
2022年度自主回収率23.0% 2021年事業系ボトル回収率41.3%
※1 算出根拠 対象容器の回収重量 ÷ 対象容器の出荷重量
※2 PETボトルリサイクル推進協議会公表の回収率推移より
目標 2030年までに空き容器回収率100%達成
空き容器回収率:企業との連携による回収分を含む
算出根拠:対象容器の回収重量 ÷ 対象容器の出荷重量
対象容器:ペットボトル、ビン、アルミ缶、スチール缶
環境配慮に向けた当社の考え方と重点目標はこちら
ペットボトル100%有効利用への取り組

ペットボトルをほかのゴミと分けて集める理由や、ペットボトルがどのようなものに生まれ変わっているかなどを動画で解説しています。

【一般社団法人 全国清涼飲料連合会】

リサイクルペットボトル
「ボトルtoボトル」の推進

和果ごこち ゆずれもん
和果ごこち ゆずれもん
(2021年9月6日発売)
※リサイクルペットボトルを使用した商品の一例

ペットボトル飲料に使用しているPET(ポリエチレンテレフタレート)容器は、リサイクルに適したプラスチック素材を使っています。
そのため、これまで使用済ペットボトルは様々な用途にリサイクルされてきましたが、当社では、より限りある資源を有効活用し、循環型社会をめざすために、使用済ペットボトルを再びペットボトルに戻す「ボトルtoボトル」を推進しています。その推進により、化石由来資源の削減とCO2の削減に寄与することができます。

化石由来資源削減 CO2削減
CO2排出量の削減効果56~63%。
(リサイクルペットレジンの製造・販売会社HPより)

「ボトルtoボトル」の推進には大きく2つの課題があります。

(1)使用済ペットボトルを綺麗な状態で確実に回収すること
当社では「2030年空き容器100%回収」と空き容器リサイクルBOXに「異物投入抑制ステッカー」の貼付を進めています。

(2)リサイクルPET樹脂の透明度を高めること
使用済ペットボトルを洗浄して異物を取り除き、安全性・品質を維持したリサイクルペットボトルに循環していますが、繰り返し使用することでPET樹脂が着色(黄色がかった色)する場合があります。これは、今後、パートナー企業との連携、技術向上により解決していくべき課題です。 

リサイクルで未来を守ろう
プラスチック容器のサステナブル化 2030年までに60%以上を実現

容器の軽量・薄型化への取り組み

当社の主力商品である缶コーヒーには国内最軽量のスチール缶「TULC新型缶」を採用し、185gスチール缶は33年前に比べて50%軽量化しています。

TULC新型缶は最先端技術を駆使して実現した国内最軽量のスチール缶で、空き缶製造時の二酸化炭素排出量も少なく、加工時に水を使用しないので、洗浄水処理で発生する固形廃棄物もほぼゼロと環境負荷低減を実現。

185gスチール缶は33年前に比べて50%軽量化
SDGs 13
このページの取り組みに対応するSDGs項目
13.3 気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する。
SDGs 14
14.1 2025年までに、海洋堆積物や富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。