ダイドーグループホールディングス株式会社

環境

環境配慮に向けた当社の考え方と重点目標

環境配慮に向けた当社の考え方と重点目標

脱炭素社会と循環型社会への貢献

ダイドードリンコは、「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。」というグループ理念のもと、美しい地球を次代に引き継ぐことができる持続可能な社会をめざしています。

持続可能な社会の実現には、脱炭素社会をめざすとともに、資源の有効利用による循環型社会への貢献が必要になります。

地球温暖化問題については、製造・物流・販売等のサプライチェーン全体で捉え、事業を通じて温室効果ガスの効果的な排出削減が求められます。
また、プラスチック問題については、使用済ペットボトルを原料化し新たなペットボトルに再利用する「ボトルtoボトル」の実現が求められ、そのためには質の高いペットボトルを安定的に回収する仕組みづくりが、飲料業界における重要な課題となっています。

ダイドードリンコの主力は自販機ビジネスです。当社はオペレーション等の業務プロセスの効率性向上や自販機の省エネ化等に取り組んできました。また、商品を販売するだけでなくペットボトルを含む容器の回収においても、当社の強みであるオペレーション力により、高い質を実現できると考えています。鉄資源の有効利用という点で課題となる自販機の長寿命化では、フロンティアベンダーの展開などにより、業界トップクラスの実現を誇っています。

私たちは、これまでの取組みを継続しながら、サプライチェーン上の各重要ポイントにおいて、従業員をはじめとするステークホルダーとともに脱炭素社会および循環型社会への貢献を行うことで、持続可能な社会を実現します。

脱炭素社会への貢献に向けたCO2排出削減目標
  • CO2排出削減目標
    2030年までに、国内飲料事業における自社排出(Scope1・2)※におけるカーボンニュートラルを実現
    • ※ダイドードリンコ株式会社、ダイドービバレッジサービス株式会社、ダイドービジネスサービス株式会社
  • CO2排出削減目標
    2050年までに、自販機ビジネスにおけるカーボンニュートラルをめざす(自社排出+自販機の電力消費による排出※)
    • ※ダイドービバレッジサービス株式会社によるオペレーション自販機のCO2排出量(Scope3)
  • CO2排出削減目標
    2030年までに、国内主要グループ会社※1の自社排出量 (Scope1・2)を50%削減※2(2020年比)
    • ※1 ダイドードリンコ株式会社、ダイドービバレッジサービス株式会社、ダイドービジネスサービス株式会社、大同薬品工業株式会社、株式会社たらみ
    • ※2 売上高原単位(対象グループ会社の排出量合計÷売上高合計)にて算出
ダイドードリンコにおけるCO2排出削減のイメージ

当社グループの中核事業である国内飲料事業を担うダイドードリンコは、製造と物流を外部の協力企業に委託するファブレス経営を採用し、経営資源を商品開発と主力販路である自販機の開発・オペレーションに集中しています。
グループのCO2排出量の大半を占める、国内飲料事業(ダイドードリンコ)の自販機ビジネスにおいてカーボンニュートラルに取り組むことは、気候変動問題に対する最優先課題と考えています。

TCFD提言に基づく開示
資源循環社会への貢献に向けた重点目標
重点目標
空き容器回収率 2030年までに100%達成

空き容器回収率:企業との連携による回収分を含む
算出根拠:対象容器の回収重量 ÷ 対象容器の出荷重量
対象容器:ペットボトル、ビン、アルミ缶、スチール缶

重点目標
プラスチック容器のサステナブル化2030年までに60%以上を実現
  • ※植物由来素材、リサイクル素材等
重点目標
自販機長寿命化 2030年までに平均寿命15年達成
環境方針(グループ環境方針)
SDGs 12
このページの取り組みに対応するSDGs項目
12.5 2030年までに、予防、削減、リサイクル、および再利用(リユース)により廃棄物の排出量を大幅に削減する。
SDGs 13
13.1 全ての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応の能力を強化する。 13.2 気候変動対策を国別の政策、戦略及び計画に盛り込む。
SDGs 14
14.1 2025年までに、海洋堆積物や富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。