ダイドーグループホールディングス株式会社

環境

自販機での気候変動緩和・適応への取り組み

省エネ自販機

ダイドードリンコの自販機には省エネの工夫が満載されています。

省エネ自販機
  • ピークカット機能
  • ヒートポンプ機能

※1 ピークカット機能

一般的に、夏季(7月~9月)は冷房による電力消費量が大幅に増加し、特に気温が高くなる日中にピークに達します。そういったピーク時の使用電力をできるだけ抑えるため、比較的電力需要の少ない時間帯の電気を使用して自販機内の飲料を冷やし込み、需給が高まる時間帯には冷却運転を停止(ピークカット)することで、特に電力供給がひっ迫する夏場日中の消費電力削減に貢献しています。
ピークカット機能は、1995年以降生産された自販機に標準装備されており、特に断熱機能が進化した最新型の省エネ自販機においては、8時間冷却運転を停止しても飲み頃の飲料を提供することができるようになりました。

標準的な省エネ自販機

省エネ自販機には、7月~9月の13時~16時の間、冷却運転を3時間停止する機能が標準装備されています。

最新型の省エネ自販機

特に高い断熱機能を誇る最新型の省エネ自販機には、7月~9月の9時~17時の間、冷却運転を8時間停止する機能が標準装備されています。

※2 ヒートポンプ機能

ヒートポンプ機能

エアコンや給湯器で利用されているヒートポンプ機能を自販機に搭載し、積極展開しています。(一部機種除く)
自販機には商品を冷却する庫内と加温する庫内があり、商品を冷却することで熱が発生します。従来はこの熱を自販機の外に排出していましたが、これを商品加温する庫内に送り、加温熱として再利用するのが、ヒートポンプ自販機です。
そのため、消費電力を抑えることができ、CO2排出の削減にもつながります。

ヒートポンプ自販機の導入率は年々向上し、100%に近づいています。

ヒートポンプ自販機の導入推移

これらの進化した省エネ機能により、ダイドードリンコの自販機は2000年と比較して、80%以上の消費電力量削減を実現しています。

自販機1台あたり年間消費電力の推移
自販機1台あたり年間消費電力量の推移
  • ※当社主力機種1台あたりの年間消費電力量
  • ※年間消費電力量はJIS基準により測定した値です。使用環境により変化します。
環境に配慮した自販機

自販機の平均的な寿命は10年ほどであり、廃棄となる主たる原因が「冷却・加温ユニット」の故障です。ダイドードリンコは自販機の長寿命化を図るため、ボトルネックとなっている「ユニット」の整備・入替をするとともに、現行機種に引けを取らない機能を付加して再生しています。この生まれ変わった自販機「フロンティアベンダー」を展開することで、環境負荷低減とコスト削減の両立を推進しています。

自販機再生のイメージ
グリーン電力証書システム
ステッカー

ダイドードリンコは2002年に清涼飲料業界で初めて「グリーン電力証書システム」に参加しました。風力によるクリーンエネルギー活用により、毎年約400tのCO2排出量削減に貢献しています。

グリーン電力証書システム

次代に欠かせない自然エネルギー(グリーン電力)を一人でも多くの人に知って頂くため、全ての自販機にステッカーを貼っています。

風車・自販機